半城土の地名 2(乙本郷)

乙本郷
「おつほんごう」と読みます。明治ではおとほんごうといわれていた。おとは弟という意味があり、本郷の弟郷となるかな(・・?、この地域には、お城坂・願行寺・秋葉神社・石神神社・十応寺などがある。石上神社は「おしゃぐち様」と呼ばれ、斎宮神社もまつられ、石上神をまつっている。
お城坂は、野田と隣接する、中山との境にお城へ登城するための坂と言われている坂があり、お城坂と呼ばれている。願行寺は。創建は1600年ごろとされ、今は浄土宗に属し、本尊は阿弥陀如来である。この寺の山門は、重原陣屋の正門を明治の重原藩解体にともなって、買い受けたもので、刈谷市の指定文化財になっています。十応寺は、奈良時代の創建といわれ、昔は格式の高いお寺であったが、すたれ、戦前は尼寺となり、今は地区の管理下にあります。
三十三観音があり、秩父三十三観音と言われている。
また十応寺と秋葉神社は同じ土地の中にあり、毎年地区の方々が清掃・火祭り・お祓いを実施しています。